韓国の外国人支援サービス

外国人労働者、結婚移民者など韓国に居住する外国人が増加している。このため、韓国政府と民間団体では韓国語教育、韓国文化教育、相談など外国人の韓国生活を助けるためのサービスを提供している。特に、コミュニケーションが困難で、韓国文化に慣れず韓国の人々との関係が難しい入国初期に外国人支援機関を通じて各種サービスを利用するのは非常に役立つ。

外国人支援機関

外国人とその家族の韓国生活を支援するための目的で設立した機関でタヌリコールセンター (다누리 콜센터)、多文化家族支援センター (다문화가족 지원센터)、外国人勤労者支援センター (외국인노동자 지원센터)、移住女性緊急支援センター (이주여성 긴급지원센터)などが政府の支援と企業の後援を受けて運営されている。その他に、グローバルセンターなど地域または民間レベルで運営される外国人支援機関がある。

外国人が多く住んでいる京畿道安山市には外国人住民センターが設置され、外国人住民のための多様な行政サービスを提供している。また、住民センター、地方文化院など一般韓国人を対象にサービスを提供する機関でも外国人のためのサービスを提供している。

1. タヌリコールセンター (☎1577-5432)

国内に居住する多文化家族に韓国生活の情報提供、多文化家族福祉サービスの案内、生活通訳、多文化家族支援センターの事業案内など便利な電話サービスを10ヶ国語で提供している。→ 詳細を見る

2 . 多文化家族支援センター

多文化家族支援センターは結婚移民者とその家族の安定した韓国生活を支援するために設置された機関で全国に212箇所(2013年6月基準)が設置されている。多文化家族支援センターは結婚移民者のための韓国語教育、家族統合教育、多文化理解教育、多文化家族の就職連携および就職基礎素養教育、個人・家族相談、通訳・翻訳支援サービスなどを提供する。子供のためのプログラムで言語英才教室運営、言語発達支援サービス(韓国語学習支援)などがある。→ 詳細を見る

3 . 外国人力支援センター

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4 . 外国人力相談センター

事業概要
外国人勤労者と雇用事業主が時間や場所を問わず電話相談を通じて速かに悩みを解決することができるようにコールセンターを主な機能とする外国人力相談センターを運営。→ 詳細を見る

5 . 移住女性緊急支援センター

365日24時間運営される移住女性のための危機相談および緊急支援センターだ。移住女性が家庭暴力、性的暴力、性売買などの暴力を振るわれ、緊急相談や保護が必要な時に利用できる。困難なことが発生したり、情報が必要な時、生活相談はもちろん国籍、滞在問題などの相談と裁判所で陳述する時の通訳・翻訳など様々な支援が受けられる。→ 詳細を見る

6 . 出入国管理事務所

出入国管理事務所(出入国管理事務所のリストは付録参照)は内外国人の出入国審査、査証発給認定書の発給、外国人登録、滞留期間延長・滞留資格変更など各種滞留許可、違反調査、国籍、難民業務など外国人の国内地位と関連した全般的な業務を遂行している。また、移民者の定着支援と社会統合のために社会統合プログラム、ハッピースタートプログラム、国際結婚案内プログラムなど各種教育・情報提供プログラムを運営している。

7 . 多国語支援ウェブサイト

情報通信が発達している韓国ではウェブサイトを通じて韓国生活に関する情報を得たり、韓国語教育や韓国社会への理解教育などをサイバー教育で受講することもできる。特に、外国人支援機関などが運営するウェブサイトでは、多言語による情報サービスが得られるため、とても有効である。→ リストを見る

出処：多文化家族支援ポータル（http://www.liveinkorea.kr/）