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報恩郡(報恩ターミナル)
報恩ターミナル

報恩旅行記

報恩ターミナル

沃川(옥천)の旧邑交差点のバス停から報恩(보은)行きのバスに乗って約40分で写真のように小さい村が見えて来ました。報恩はもっと大きい町だと思ってたから報恩まではまだだろうと思っていたらここが終点の報恩でした。バスから降りてターミナルの近くにある果物屋で三年山城(삼년산성)の場所を聞きいたらあまりにも親切に教えてくれたから、その店でスモモを買ってかじりながら歩き始めました。三年山城までははバスはないようですが歩きでも30分くらいだと言ったのでスモモを食べながらゆっくり歩くことにしました。報恩の町の端を流れる小さい川を渡って、マンションの右の道路を歩くこと20分くらい、緩い坂道を越えたら三年山城が見えて来ました。

三年山城

報恩運動場から見える三年山城
報恩運動場から見える三年山城
三年山城の配置図
三年山城の配置図
三年山城の日本語説明
三年山城の日本語説明

報恩ターミナルの果物屋で聞いたところ三年山城に登ったら報恩地域が一望できると言ってくれましたが、遠くから見てもさすがだなと思うようになりました。三年山城への道は新しく整備しているようでアスファルトの色がまだ真っ黒でした。三年山城は西暦470年に築城された山城で、周囲は1.6キロメートル、地理的に重要な場所にあるために新羅が三国(高句麗・百済・新羅)を統一するのにも欠かせない城だったそうで、築城方法も石を経て積みと横積みを交互に使い丈夫に建てられた特徴を持っているそうです。

三年山城:
城内
三年山城:
城壁上の景色

三年山城はまだ整備中で一般の人にはあまり知られておらず、この日にここに訪れた人は私たちだけでした。三年山城の城内に入ると長期戦に備えて農業もできるように畑や田んぼもありました。他人より先に見て欲しかったので来ましたが、朝鮮中期に建てられた世界遺産の水原華城とは違った雰囲気でした。城壁に登ると言われた通りに報恩の町や山々のパノラマが写真のように目の前に広がります。初夏の暑い日に汗をかきながら30分も歩いて来た甲斐が十分にありました。それどころか城壁の一番高い所で地平線を眺めた瞬間、暑さや苦労など感じる余裕もなかったです。今回の旅の友は写真の中で汗を拭いていますが、汗を拭くもこの景色を目にしてはここに来て本当によかったとワンダフルーを連発していました。彼の笑顔を見ながら私も旅のスケジュールをすべて私に任せてくれたことに感謝の気持ちつつ、本当に来てよかったなぁと思いました。

報恩ターミナル:俗離山行きバス
俗離山行きバス
報恩ターミナル:切符自販機
切符自販機
報恩ターミナル:
料金表

三年山城の城壁上で見た景色について話しながら二人で来た道を戻りました。来る時渡った川は朝降った雨のせいで水の量が大分増えていました。報恩ターミナルに着いた時は午後の5時過ぎでした。最初はここから車で20分のところにある伝統家屋(宣炳国家屋)に泊まるつもりでしたが、天気の暑い中十分歩いたので次の目的地、俗離山に早く行ってゆっくり休む事にし、旅程を変更しました。報恩ターミナルから俗離山まではバスで約30分、料金は1600ウォンです。バスが走り出し、私たちが登った三年山城の後ろを通るなと思ったら疲れが出たのかいつの間にか寝てしまい、ふと目がさめたらもう俗離山の入口まで来ていました。次は俗離山旅行記です。※ 忠清北道観光地図