韓国語の子音
韓国語の子音には、上のような基本子音が14個あります。韓国語は子音だけで出来た文字はなく、必ず子音+母音、子音+母音+Batchimと言った、構造になっているので、ここでは理解を助ける為に、「あ」の発音の母音を付けて説明してあります。
この中から①、③、⑥、⑦、⑨の子音に1個ずつ兄弟がいまして、これが日本人には中々区分けが難しいようですが、発音の原理や仕方が分れば分らないこともないので、後で詳しく説明します。ここではただ韓国語の子音はこんな感じだと言うことにして置きましょう。
このハングル文字は、今から約500年くらい前の朝鮮時代の世宗大王と言う人が作りました。前は王様一人で文字が創れるかに疑問を抱いて、当時の学者グループに作らせたのではないかと言う説もありましたが、最近になっては王様自身が優れた言語学の知識の持主だったので、王様と王様の家族によって創られたとテレビ番組に出ていました。
ハングル文字は、世界中の言葉の中でももっとも科学的に作られたと言われています。その理由の中で一つは、ハングルの子音は、その発音をする時の口の中や舌の形を真似て出来ているからです。例えば、①と②が一番明確に分りますが、その子音を発音する時の舌の形をX線撮影で見ると文字とそっくりで、基本的な子音はこう言う風に創って、他の類似の子音は基本子音の上にかく(画)を一つずつ付け加えて表現しているからです。こう言った理由から学界では、王様自身が優れた音声学者であったと言っています。