2泊3日麗水旅行記
麗水は去年に引き続き2度目のガイドです。去年、私がガイドをした方が、前回の訪問がとても楽しくて印象に残ったので、また行きたくなり、今回は違うメンバーを連れて麗水を訪問したいとの事だったので、再び、麗水観光ガイドを引き受ける事になりました。私の個人的な事情から、前回のガイドの時以降、連絡先を変更したので、御依頼主の方から“ジョンさんと連絡を取ろうとしたが、連絡先が変わっていたので、八方手を尽くして連絡先を探し回りました。”と言われた時は、前回の私のガイドが本当に良かったんだろうなと嬉しく思うと同時に、このガイドの仕事にやりがいと喜びを感じました。
麗水は韓国の中では少し交通が不便な地域ですので、外国人観光客にとっては少し行きづらい所です。しかし、“1度麗水に訪問して見ると、その魅力にはまる”と韓国では言われて居るほど有名な観光地の一つです。 今回訪れた方々は日本の羽田空港→金浦空港→麗水空港の移動でしたので、私は、現地待ち合わせと云う事で、今住んでいる大田(テジョン)からKTXを利用して麗水まで行き、麗水空港で待ち合わせをしました。男性1人と女性3人の御一行様で、皆さん御若く、溌剌とした綺麗な方々でした。
待ち合わせ後、ホテルに移動してからロビーで、今回の旅行のスケージュール対して、訪問先のご希望をお聞きするとともに、私から推奨する観光地等の調整を行いました。その後、丁度良い時間になったので、訪問目的の一つの麗水万国博覧会会場跡地の公園での大規模な噴水イルミネーションのBig-O Showを見に行きました。
旅行初日は、終日天気がとても良くて風もなかったので、噴水のショーとしては最高のコンディションでした。約50分のショーの間中、皆さん脇目を振らず一心不乱にショーを見ていました。丸いドーナツ模様から噴き出る噴水が火・レーザーと重なって、いろいろな形状を作り出す世界最大の海上マルチメディアショーでした。そしてマルチメディアショーのストーリの中に海に対する教訓もありましたので、子供を連れて来た家族も楽しむことが出来るので、子供連れの家族の方々も結構多かったです。その後、公園周辺で地元の評判の良いカルビ(本場韓国の焼き肉)の店に行って、カルビと一緒にビール、焼酎、マッコリ、ワインなどいろいろ頼んで、飲めや歌えやでおお盛り上がりで初日の夜を楽しみました。
梧桐島(オドンド)
翌日は麗水で一番有名な公園であるオドンドという島に行く予定です。オドンドはツバキの花が沢山ある所ですので、ツバキ島とも呼ばれています(日本の伊豆大島と同じ椿の産地です)。島に入るためには、ボートに乗らなければなりません。こちら側から、島の入口にボート乗り場が見えましたので、我々5人はそこ迄ボートに乗って島に入りました。(写真5)
私は遊覧船や大きいボートは乗った事がありますが、小さくて速度の速いボートは初めてでしたので、思ったよりスピードが速くて、少し揺れたのでスリル一杯の楽しい体験でした。 20分程のスリリングなボートの旅の後に、島の真ん中に降ろしてもらいました。ちょうど噴水ショーが始まる時間でしたので、みんな椅子に座って噴水ショーを見ました。音楽のリズムに合わせて噴水が踊ってる感じで、そしてリズムに合わせたダンスの間に、時折、太くて長い噴水が爆発するように勢い良く噴き出る時には皆さんハッと息をのむような驚いた様子で、本当にインパクトがありました。やはり気候も良く、天気の良い日に音楽のある平和な公園でのんびりするのは、心が癒されて最高だと感じました。私たちは噴水ショーが終わった後に、展望台を少し見学してから島を出ました。
順天
それから麗水の隣の都市である順天(Suncheon,スンチョン)に行く事にして、運転手付きのレンタカーを借りて移動しました。 順天までは、約50分くらい掛かりますので、麗水に行く機会があれば 1日くらい日程を追加して順天も一緒に観光する事を推奨します。
順天では順天湾国家庭園とラムサール条約で保護されている順天湾の湿地、そして楽安邑城(ナガヌプソン)という民俗村を回りました。
順天湾国家庭園は、とても広くて歩いて回るには少し疲れるので、中を回る列車に乗ろうと思いましたが、週末のため並んでる人々があまりにも多く、列車は諦めてすこしゃい疲れますが歩いて回る事にしました。中が結構広いので、天気の良い日にはお弁当を持って行って、一日中ゆっくりしても良さそうな感じでした。しかし、日陰があまりないので、熱い日には大変だと思います。その中には世界中の各国の庭園の特徴を生かして再現している所があって、世界の庭園を1ヵ所でみる事ができてとても面白かったです。そして色々な派手な色の花が一杯咲いてますので、写真撮る場所としては最高だも思います。(インスタ映えします)
公園を出る時は暑かったので、アイスクリームを食べながら、次の目的地である楽安邑城へ移動しました。 楽安邑城は未だに約100世帯の人々が昔のままの姿で現在まで生活しており、あたかも時間が止まっているような感じの村です。尚、昔の遊びを楽しめる体験コースがあるため、子供も大人も楽しめる所です。そして考えてもなかったですが、案内所に日本人の方がいましたので、楽安邑城の中に一緒に入って詳しい説明を聞く事ができました。
時間の余裕があればもっと聞きたかったですが、次の目的地に行く時間が迫っていましたので、最後の目的地である順天湾に移動しました。順天湾は私が昔から好きな所で、いつ行っても心が癒される神秘的な趣のある場所です。特に順天湾の夕日が有名です。丁度訪れたときは夕暮れの時間でしたので、空全体が真っ赤に染まった頃には、その壮大な雰囲気に圧倒され、皆さん暫く何も考えずにただ立ち尽くすのみで、ずっとその景色を眺めていました。
旅行最後の夕食はサムギョプサルを食べる事にして、麗水に帰ってきてサムギョプサル屋さんでサムギョプサル(豚バラ肉の三枚肉)と色々な野菜を注文しました。皆さんよく歩いたのでお腹が空いてましたし、肉が美味しかったので、初日と同じく飲めや歌えやの大騒ぎで盛り上がり、その雰囲気もあり結構追加してお腹いっぱい食べました。野菜やキムチなどがバイキングになっていて、自由に食べる事が出来ましたので、野菜が好きな私や皆さんにとって、凄く大満足した食事会でした。
最後の日の予定は、空港に12時までには行かなければ行けなかったので、早朝に麗水市場に行って地元の食堂で朝食を食べ、博覧会公園の中のアクアリウムを見る事にしました。市場に行くと朝から店が一杯並んで色々なものを売ってましたので、その中でトッポッキ, キムパプ、グックス(素麵)、チジミ等を売ってる店に入って色々な食べ物を頼んで、皆とシェアして食べました。皆さん甘辛いトッポッキが初めてでしたので、頼んだ食べ物の中で一番評判が良かったです。値段も安いし、量も多いですので、韓国に訪問する機会がありましたら、一度は伝統市場の中の食べ物を売ってる店で、いろいろな韓国の食べ物を買って食べる事も良い経験だと思います。
その次に今回の旅行最後の訪問先であるアクアリウムに移動し、長い列に並んで切符を買って入場しました。日曜日でしたので、家族連れの人々が多かったです。思ったより動物と魚の種類と数も多かったし、変わった魚も結構いましたので、今まで行ったアクアリウムの中では、一番広くて充実している所だと思いました。特に1日に2~3回くらい開かれる、海をテーマにしたストーリの公演は、面白くてとても印象的なショーでした。
アトラクションでは人魚に扮したダイバーが水槽の中を泳ぎながらショーを行いますが、子供だちと大人が一緒になって皆が楽しめる素敵なショーでした。(写真23) それを最後に空港に移動した後、皆さんと私は御別れしました。今回の麗水ガイドは、私にとってゲストの皆さんと楽しい時間を過ごすことが出来、凄く貴重で記憶に残る経験でした。
旅行情報
ビックOショーは世界で唯一麗水博覧会会場公園でしか見られない、 麗水を代表するシンボルで海を背景に設置したTHO-Oという円形の造形物の中で水と火、派手な映像とレーザー効果が作り出す世界最高の噴水ショーです。毎日1回 19時50分~20時35分まで(19時20分から入場可能)
- P席:22,000ウォン、S席:18,000ウォン
海上ケーブルカー
- 一般(8人乗り)往復:15,000ウォン、片道:12,000ウォン
クリスタル(5人乗り)下が丸見えのゴンドラ - 往復:22,000ウォン、片道:17,000ウォン
遊覧船
- 時間:11時、14時(金、土、日は夜間運航:19時)
- 運航時間:1時間20分
- お昼クルーズ:19,000ウォン、夜間花火クルーズ:35,000ウォン
2019.7.17