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麗水

麗水(ヨス:여수)は韓国の西南部にある地域(全羅南道)の東南部にある人口約30万人の港都市だ。2012年には世界博覧会が麗水市で行われる予定にあり最近注目を集めている。麗水は全羅北道の益山市と全羅南道の麗水市を結ぶ全羅線鉄道の終着駅で、1960年代に石油化学団地が建てられ地方都市では知名度が高い都市とも言える。

特に韓国の南海岸はリアス式海岸であるため島々や海の景色が綺麗で、その中でも古くから港町だった麗水は韓国一の美港の町として知られている。地名から分かるように海の景色が綺麗な所なので韓国の港情緒を味わいたい人には絶好の観光地であろう。

突山大橋(ドルサンデギョ)と突山公園
突山公園
梧桐島
梧桐島

突山大橋と突山公園

麗水港の目の前の海にある突山島と麗水市の間に1984年12月に掛けられた全長450メートルの突山大橋(돌산대교)とそれを記念して突山島に建てられた突山公園(돌산공원)から眺める麗水市の景色や周辺の島々のパノラマは麗水一の観光スポット。

梧桐島

麗水港に面した梧桐島(オドンド,: 오동도)は、最近768メートルの防波堤によって陸地と結ばれ、島には椿をはじめ194種類の樹木と奇岩絶壁によって覆われている景色の綺麗な観光名所。閑麗海上国立公園(麗水と慶尚南道の海に広がっている)の一部。

向日庵
向日庵
鎮南館
鎮南館

向日庵

向日庵(ヒャンイラム:향일암)は江原道襄陽郡洛山寺の紅蓮庵、慶尚南道南海郡錦山のボリアム(菩堤庵)、京畿道江華島普門寺の普門庵とともに韓国4大観音菩薩にお祈りをする場所で、644年に創建されたと伝わっている。特に日の出の景色が綺麗で1715年から向日庵という名前で呼ばれて来て、今日も日の出の名所として全国的に知られている。特に毎年12月最終日~元旦までには日の出祭りが開かれ大勢の人が訪れる。

鎮南館

忠武公李舜臣(1545~1598年)が全羅左水営の本陣として使っていた所で、壬辰倭亂(1592~1598年)の後1599年に建てられた客舎(地方の役所)である。単層木造建築としては韓国最大の規模で国宝304号。現在の建物は1718年に再建されたもので鎮南館(ジンナムグァン:진남관)からは麗水の海がよく見えてその昔海から入って来る敵を見張るのに重要な場所であることがよくわかる。

麗水市内には日本の侵攻から朝鮮を救った李舜臣を記念する祠堂(神社)としては最初(1601年)に建てられた忠愍祠や船の修理をしたと見える船所など朝日戦争もしくは李舜臣関連の史跡も点在している。※ < 麗水市地図 >

麗水の料理

麗水は港町だけあって海の幸が豊富で麗水水産市場あたりには乾物市場があり、その中でもイワシの煮干(마른멸치)は有名。突山公園のある突山島はガッという野菜が有名だったらしく、これを利用して作ったガッキムチ(갓김치)は全国的にも知られている。この他にも刺身、うなぎの蒲焼、カキの塩焼きなども有名。

麗水へのアクセス

その他の地域から麗水へ行く方法