2泊3日の母子韓国体験旅行ガイド
-今回のガイドの主な目的 : キムチ作りの体験及び買い物-
釜山(金海)空港で、今回の依頼人であるお客さんお二人と会いました。お二人の関係は娘さんとお母さんの親子旅で私としては、初めての体験でした。(母子の旅は、そう珍しくないかもしれませんが、私の5年間のガイドの中で、一番多かったのはお一人様、その次は友達・夫婦・兄弟でしたので、私にとっては初めての体験でした。)
空港でピックアップした後、タクシーで海雲臺台のホテルに移動しました。お母さんは乗り物酔いのためホテルの部屋で少し休憩し、その間に娘さんは韓国のスーパーマーケットに行きたいということでしたので、 海雲台のE-Martに行き、ゆっくり買い物をしました。 E-Martは韓国の大型スーパーマーケット(日本のイトーヨーカ堂やイオンショッピングセンターのような所)で、いろいろなものが揃っていてフードコートもあり、余裕があれば、一日中見て回っても十分楽しめる所です。私も日本の旅行先で一番面白い所はスーパーマーケットです。特に日本の食料品が大好きで、日本のスーパーマーケットに行けば、つい余分なものまで沢山買ってしまいます。
その後、お母さんが元気になったので、一緒に夕食を食べにゲミジップ(개미집)という店に行き、そこは、唐辛子の粉(コチュカル)とコチュジャンをベースに作ったソースの中に、生のタコ、えび、ホルモン、大量の野菜等が入った鍋専門店で、たこ鍋、えび鍋、ホルモン鍋、全部の具が入った鍋が有り、今回は全部の具が入ったたこ・えび・ホルモン鍋を注文しました。(写真1) 席に鍋が運ばれて来てから5分~10分くらい沸騰させ、十分に火が通ってからご飯の上にかけて食べる料理で、釜山では結構人気のある食べ物です。(写真2) 辛さのレベルは注文する際に店の人が、普通・辛い・辛くないと聞きますので、自分の好みに合わせて辛さの調節ができます。しかし風味のある美味しい辛さですので、少し辛い方が美味しいと思います。
食後の腹ごなしの散歩がてら、雲臺台市場でいろいろな魚や野菜類を見て、日本のものと比べたり食べ方を説明したりしながら市場をぶらぶらしました。市場のあちこちには、屋台が並んでいる所があり、そこで写真を取ったりしながら時間が経つのも忘れるくらい楽しい時間を過ごしました。それぞれの店や屋台で売ってるものが違いますので、それを見ることがけっこう面白かったです。お腹が一杯でしたので、一番人だかりの多かった屋台での떡복이(トッポキ)は、さすがに食べれなかったのですが、その代わりに 씨앗호떡 (小麦粉ともち米を練りこんで丸い形にした生地の中に砂糖とひまわりの種・ピーナッツ・アーモンドなどのナッツ類を砕いて入れた日本のドラ焼きのようなもの)を買いました。お客さんは 씨앗호떡を食べるのが始めてで、帰国間際に言いましたが、韓国で食べたものの中で一番美味しかったそうです。
2日目は結構な雨の中、一日中買い物を楽しみました。移動が多く、大変だったと思いますが、「雨に負けたらダメ」と言いながらお二人とも買い物をすっかり楽しんでいました。釜山市の中央部にある繁華街の一つの西面にあるロッテデパートと地下鉄で2駅離れたジン市場、地下鉄に乗って25分ほど離れた海の近くのジャガルチ市場、国際市場、また、釜山港近くのナンポドンの商店街などでいろんな商品を購入しました。その途中、昼食はジャガルチ市場の刺身センターの店で、アワビセットを食べました。セットの内容はアワビのお粥、焼きアワビ、 パジョン(파전)、 アワビの刺身等が一杯出てきて、海を眺めながら食べるアワビづくしは最高の贅沢でした。
その後、国際市場近くの国際映画祭広場に移動し、デザートで씨앗호떡 (ナッツ類の入ったホトック;ラッキーにも、雨のお陰で、普段の日ならば30分くらい並ばないといけないのですが、すぐに買えました。)を食べながら、また買い物に行きました。
洋服店ばかりが集まっている商店街に移動し、たくさんの日本より安い服を購入しました。夜になったので、一度海雲台のホテルに戻って少し休憩した後、夕食に行きました。夕食は豚の三枚肉(サムギョプサル)を食べに行きました。韓国で豚の三枚肉(サムギョプサル)は、いつ、何処で食べても失敗の少ない食べ物の一つです。→ キムチ作り体験へ続く
レポーター:韓国釜山現地ガイド 鄭鉉琇(2016.4)