浮石寺 旅行記
浮石寺(부석사:ブソクサ)
浮石寺の一柱門
浮石寺入口にある駐車場から5分ほど歩くと、一柱門(일주문)という大門が見えます。一柱門とはお寺に入る始めての大門のことで両側の柱には仏法(仏教の教え)の守護神と言われる金剛杵を持った金剛力士が画かれていました。
一柱門を通ると次の天王門まで並木道が続いていて、道の左がわにお寺があることを示してた幢竿支柱(당간지주:宝物255号)があります。
浮石寺の天王門
お寺の表門である一柱門の次に中門として天王門があり、中には四天王像がありました。お寺の中門には四天王門、金剛門、不二門といった名前を付けるのですが、韓国のお寺は天王門と金剛門が多いです。四天王は、仏教で言う世界の四方の守り神で、東は持国天王、西は広目天王、南は増長天王、北は多聞天王になっています。
※ 韓国の四天王像は全羅南道長興郡にある寶林寺の木造の四天王像が一番古い(1515年)。
天王門の四天王像
安養楼と安養門
天王門を通ると浮石寺の境内が一望できる広い所があり、真ん中には安養楼と安養門があり、安養門を潜って無量壽殿へ行くようになっていますが、無量壽殿の中には極楽の世界を司る阿弥陀如来を奉ってあるのでこの安養門を潜ることで極楽の世界へ入るとの意味を持っているそうです。
安養門を通って階段を上がると無量壽殿が見え、その前国宝17号の石灯も立っています。浮石寺は極楽浄土を現実の世界で実現しようと言う思いで作ったそうですが、その中でも極楽を意味している無量壽殿の前から見える眺めは極楽そのものでした。※< 慶尚北道 榮州市 地図 > / ※ 浮石寺への行き方。
次は無量壽殿です。