韓国現地テレビ取材通訳ガイド2
2018年平昌冬季オリンピック前の韓国の雰囲気スケッチ
平昌冬季オリンピックの三日前の2月6日に例の同じテレビ放送局の記者さんが取材に来ました。次のような質問をソウルの街の人たちにしてみました。すでに北朝鮮がオリンピックに参加すると公式に表明したので韓国のでは不安は声はなくオリンピックを成功させることに集中しているのに対して、日本の雰囲気は変わっていないようです。
ソウル市民たちへの質問
- 北朝鮮はこの先、韓国を攻撃すると思いますか?
- 韓国と北朝鮮が共同チームを組んでオリンピックに参加することについてどう思いますか?
- 日本大使館前の「公道」に、少女像を置くのはどう思いますか?
- 日本が10億円を韓国へ支払ったがこのお金は返すべきですかそれとも?
- 日本に対してネガティブな感情を持っている韓国人も多いと思いますが、これは今の日本に対してですか?それとも過去の日本に対してですか?
- 韓国と日本が仲良くするためのポイントは何だと思いますか?
- 独島(竹島)問題についてはどう思いますか?解決策はなんだと思いますか?
- 2015年、弾劾された朴槿惠前大統領によって日韓合意されましたが、文政権はこの合意を「破棄はしないが、見直すべき」と言っています。これについてどう思いますか?破棄したほうがいいと思いますか?
このような質問を人々にしながら少し複雑な思いがしました。2002年日本と韓国が共同でワールドカップを開催した時期もありましたが、今はあの時よりも後退しているなぁと思っていた私が女子スピードスケーティングの決勝を見て、李相花選手と小平奈緒選手が抱き合う場面を見て、これだなと思いました。今回の冬季オリンピックで一番印象に残る場面です。オリンピックが始まる前はミサイル・戦争・慰安婦などがキーワードだったのにいざオリンピックが終わると写真のような感動だけが残りました。まだパラリンピックが行われていますが、オリンピックがすべて終わっても最後に残すべきことは李相花選手と小平奈緒選手が見せてくれたこの場面ではないかと思います。
レポーター:韓国ガイドの朴さん(2018.3.6)