旧広津家屋
この家屋は日本占領期に群山の永和洞で布売りをしていた日本人広津継伊三郎が建てた家屋である。広津は大地主の多かった群山ではめずらしく商売をして富を築き上げ、臨陂あたりで小さい農場を経営しながら府協議会の議員を務めていた人物であった。
広津家屋は群山地域に多く存在していた日本人家屋の特徴をよく持っていて、韓国では「장군의 아들」,「타짜」など映画の撮影現場としても使われた。
広津家屋の近くにある韓国に残った唯一の日本式寺院建築「東国寺」と同じく最近群山市によって登録文化財として保護されることになり、この日は保存修理のために立ち入り禁止になっていた。(2009.11)
群山の旧市街で有名な場所としては群山港の入口である内港交差点(내항사거리)が有名で、群山の昔ゆかりの観光スポットはすべてこの辺にある。内港交差点の大通りに沿って5分ほど歩くとミョンサン交差点(명산사거리)が現れ、交差点には上の画像のように東国寺と広津家屋の標識が立っている。広津家屋の場合は月明トンネルの手前に写真のような標識がもう一つある。