支石墓群(巨石遺跡群)
支石墓群(고인돌:ドルメン)は、先史時代の代表的な巨石記念物です。巨石記念物とは、巨大な石を使った建造物の一種で、イギリスのストーンヘンジやイースター島のモアイ像のように、世界のあちこちでみられます。支石墓群は、主に東北アジア地域に多く見られる青銅器時代の代表的な埋葬遺跡で、特に韓国には東北アジアに残った4万基あまりの支石墓群のうち、約3万基が密集しています。韓国の支石墓群は、今からおよそ3000年前から1000年にわたって造られた遺跡で、今も当時の姿をそのままとどめており、先史時代の埋葬風習と巨石信仰が垣間見られる貴重な文化遺産です。
高敞支石墓群
高敞(고창)は、韓国を代表する大きな支石墓群が残っている地域で、テーブル形や碁盤形、2つ以上をミックスしたものや、ユニークな形のものなどが見られ、支石墓群の変化過程を知ることができます。・高敞支石墓群:http://culture.gochang.go.kr/goindol/ ・電話:063-560-2577
和順支石墓群
和順(화순)支石墓群は、美しい自然の中に500基あまりの支石墓群と古代の採石場が発見され、歴史的に価値のある遺跡です。ここでは採石中だった支石墓群の蓋になる巨大な石や未完成の支石墓群なども発見されており、先史時代の人類が巨大な石を利用してどのように支石墓群を作ったのかが分かります。・和順支石墓群:http://www.dolmen.or.kr/ ・電話:061-370-1224,1303
江華支石墓群
江華(강화)は今から3000年前、韓国の始祖とされる檀君王倹(단군왕검)が天に捧げる祭祀を行った所だと伝えられています。江華支石墓群はテーブル式で、墓の役割だけでなく祭壇の役割も果たしていたものと推定され、古代文化の神秘を漂わせています。・江華郡ホームページ:http://japanese.ganghwa.incheon.kr/(日本語) ・電話:032-930-3114
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